2023 GW 立山テント泊BC ③

DAY3、5月2日火曜日です。

朝からよく晴れました。本当に良い天気で、更に前日の嵐によりもたらされた

新雪立山全体を覆っています。絶好の滑走日和でしたが・・・

早起きに失敗して出遅れました。やー、何しに行ったんでしょうかね。

前日まで考えていた選択肢は3つあって

①食料もあと1泊分あるし3日目も滑って明日帰る

②早起きして1回良い斜面を滑ってから荷造りして当日帰る

③当初の計画通り2泊3日で普通に帰る

この3つなのですが、疲労度は②>①>③、楽しさは①>②>③という感じです。

色々悩んだ結果、20キロを超える荷物を背負って3泊4日の疲労感と共に

室堂まで帰るのがちょっと厳しいのではないかという判断をし

③を選択することにしましたが、やれば①でもいけたと思います。

②は体力的に一番厳しい選択なので避けました。

朝の6時50分、テント場から雷鳥坂方向の景色は最高

別山真砂岳方向へ登っていく人が見えます。

9時19分。シュラフを乾かしたり、荷物を片付けたりしながら撤収作業を進めます。

最後はラーメンを食べて荷物の軽量化。OD缶のサイズを山行の度に迷って

結局多く持っていってしまうのですが、今回も250と110を一つずつ持っていき、

結果250が残って110が未使用の状態でした。

じゃあやっぱり3泊すればよかったじゃないか・・・

 

帰ることを決めたもののルートをどうするかをまだ考えていました。

隣のテントのスキーヤー雷鳥荘方向へテント類とBC装備を

2回に分けて担ぎ上げていました。その方法もあるよなぁと見ておりましたが

結局雷鳥荘から遊歩道を通るにしても雪が切れているのだから

最短ではあるが楽ではないだろうと思い、違う方法を探します。

色々検討した結果、細引きとスノーボードを組み合わせてソリにして

遠回りになるが緩やかなブル道をゆっくり登っていくことを思いつきました。

テントのガイラインに繋いでいた細引きを解いてカラビナでザックに固定。

もう一方のザックはスキーバンドでボードのビンディングに固定して

ザック同士を細引きで結んだら完成。

コレはかなり良かったです。平坦な場所ならザック一つ分の重さしか感じません。

細引きの左右の長さのバランスが難しくて進行方向に対して

板が斜めに偏ったりしましたが、ひっくり返ることはなく終始安定していました。

ブル道ならアイゼンも必要ないので足元はボードブーツとストックで余裕です。

立山テン泊スプリットボーダーの帰路の正解だと思います。

 

富士ノ折立、大汝山下のよい斜面を楽しむ人々。

 

景色最高

11時27分、室堂山荘付近まで登ってきました。

ここまで登ってきてターミナルはもうスグなのですが

「この斜面と天気を前にして本当に滑らずに帰るのか、

 お前はそれでもスノーボーダーか?」という思いが沸々と湧いてきました。

ソリ作戦のおかげで体力はかなり余力を残したまま

室堂まで登ってくることができたのでやっぱり滑っておこうという気になり

短い斜面ですが浄土山方向へ登ることに。

11時55分。テン泊装備一式を雪原にデポして出発

 

良さげなバンクを発見しました

 

12時39分到着。誰もいませんでした。

駅から近すぎるのかほんとに誰もいないので景色を独り占めできて楽しかったです。

国見岳、かなぁ?山座同定難しいです。雰囲気で登山をやっているので。。

途中雷鳥を発見したものの角度的に写真に納めることができず、

完全に余計な2キロのオモリとなりました。

山に行くたびに二度とカメラ持っていかないと誓っていますが。

22-23シーズン最後の滑走を噛み締め、楽しく滑りました。

サイコーーー。Jones Solutionは本当に良いボードです。

オールマウンテンユーティリティー。ソリにもなる。

デポした荷物をまとめて室堂ターミナルに滑りおり、爆速でチケットを買い、

即下山です。雪の大谷観光とかはないです。ありがとう立山

 

山をおりたらmont-bell立山ヴィレッジに寄り道。

ここは池があってカヌー・カヤック?体験ができたり、

mont-bellプロディースのカフェがあったりする良さげなmont-bellでした。

限定Tシャツ2枚ゲット

からのきときと寿し

北陸三種盛り

旬のホタルイカの軍艦、ボイル、沖漬け食べ比べ。沖漬けの圧勝でした。

 

寿しからのスパ・アルプスでお友達とご飯。サウナ後のビール&餃子は最高。