2023 GW 立山テント泊BC ①

 2023GWに、かねてより挑戦したかった雪上テント泊をやってきました。

想定される-5°前後の低温環境での睡眠はスキー場周辺の車中泊として

ほぼ毎週行っているので雪上テン泊で寝られる自信はあるし、

夏秋の山でのテン泊経験もあるので

これらの経験と装備を組み合わせれば、可能だろうとは思いました。

とは言え不安もあったので本番前に近くの山で(高鷲SPをゴンドラで上がって

大日ヶ岳内で適当に)1泊予行演習することも考えていましたが、

前の週はあいにく天候が悪く、いきなりの本番となりました。

 

雪山登山者がテント泊をするのと違ってBC滑走者が余分に用意しないといけないものは

登坂と滑走に使用するザックやそれに入れるBC用具一式です。

冬期テン泊装備+BC用具が一度に収納できて且つスキー・スノーボードを強固に

固定できる超大型ザックがあれば2つを分ける必要はないですが。。。

完成したのはOSPREYのキャンバー42+GREGORYのバルトロ65のキメラ

出発前に諸々を入れて重量を計測したところ水抜きで23キロになりました。

水平移動はなんとか出来るものの上昇はキツかったです。

 

4/30日曜日の朝立山駅発のチケットを取得しているので

前日29日の昼頃に岐阜を出発し夕方前に富山に到着しました。

途中のひるがのSA食堂から見るタカスダイナ。雪は全くありません。

霊山への入山前に聖地で体を清めます。水垢離です。

 

風呂に入ってゆっくりしたあとは炭水化物を摂取。激久しぶりのゴーゴーカレー

富山に来ると食べたくなるのですが、そもそも銀の皿にキャベツのやつは

金沢カレーで石川のヤツだし、ゴーゴーカレーは東京の会社だしで富山要素ゼロです。

アラフォーですがまだなんとかメジャーカレーを完食することができました。

 

その後20時半頃に立山駅前の駐車場に到着。

出発前に「GWだしここの駐車場に車を停められないのではないか、その場合は

クソデカ荷物を背負って遠くの駐車場から駅まで行く必要があるのではないか」を

懸念していましたが、駐車率7割ぐらいと空いており杞憂でした。

荷物を軽く整理して駐車場にて車中泊。風が強く時折車が揺れるものの

気温は高くmont-bellの#3では暑かったです。

 

夜が明けて4月30日日曜日、7時20分のケーブルカーに乗車しました。

その後高原バスに乗り込み何事もなく8時40分ごろ室堂ターミナルに到着。

立山もまぁまぁ回数行っているのでわざわざ道中で写真を撮ることはないです。

到着時の室堂は霧が出ており風が強く、横殴りの雨が降る瞬間もありましたが

予報通りなので狼狽えません。じっと椅子に座って待つこと3時間弱。

これもまぁ大体予報通り11時半頃から雨が止み、風も少し落ち着きましたので

準備を済ませて室堂ターミナルを出発です。

ターミナル内の立ち食いそば屋にて。これ白えびのかき揚げ蕎麦ですけど

白えびって揚げると何を食べているのかわからなくなるので良くなかったです。

逆に期待していなかったますの寿司はやたらと美味しかった。

 

ターミナルを出て遊歩道を通って最短距離で雷鳥沢キャンプ場を目指したのですが

これは大失敗でした。途中雪が切れている箇所が2箇所あり、

手にはボードとストック、肩にザックonザックという

一番やりたくないスタイルをやる羽目に。

みくりが池温泉を超えて雷鳥荘方面を見ると遠目からでも

どう見ても雪が切れている箇所が視認できたので

諦めて適当なところからブル道へシール滑走エスケープしてそこから少し歩き

雷鳥沢キャンプ場に到着しました。

ここでの正解はターミナルから室堂山荘方向へ歩き、

山荘付近から斜面で1,2ターン遊んでブル道をボード滑走でした。急がば回れ

受付を済ませてテント設営。頑張って雪壁っぽいものを作ってみたものの、

前日までの降雪もなく雪が固くなっており、

スコップのみだと思うようにいかなかったです。

スノーソーがあればまた違うのでしょうか。事前予習に従ってペグは雪中に埋め。

テントの位置は最初テン場の中ほどを選びましたが水場、トイレがある管理棟から

Wi-Fiに接続できるので、電波を求めて結局管理棟横まで移ってきました。

雪山なのにインターネットに接続できて、24時間利用できる水場と

水洗トイレがあるのは凄いです。

 

前室部分に穴を掘ってブーツを脱ぎ履きしやすいように、兼調理場として。

これは使いやすくて良かったです。

テント設営が終わり滑りに行くかとも思いましたが

荷物が重く移動で疲れてしまってテントでゴロゴロしたあと

16時頃に雷鳥沢ヒュッテにお風呂に入りにいきました。

お風呂代700円。山に来てお風呂に入れるのは大変ありがたいです。

雷鳥荘も日帰り入浴(1000円)できますが、テン場からあの坂を登るのはダルいです。

今回2泊3日想定でしたが、3泊4日に対応出来る分の食事を持っていったため

荷物が重くなり過ぎたという反省がありますので、もし次回やるなら

食料をヒュッテで補給することにして荷物を軽量化をしようと思います。

Money is Power.

 

雷鳥沢ヒュッテ方向からテン場方向へ。17時頃。とても天気が良かったです。

サンセット滑走とかは無いです。

風呂の後は明るい内に夕飯を済ませて早々に就寝しました。DAY1終了。